サトー、「クラス最速」「バッテリー残量少でも濃い印字」のモバイルプリンター新商品を10月発売へ

サトー、「クラス最速」「バッテリー残量少でも濃い印字」のモバイルプリンター新商品を10月発売へ

落下にも備え、物流現場環境に順応

サトーは9月12日、4インチ対応のモバイルプリンタの新商品「lapin(ラパン)PW4NX」を10月4日に発売すると発表した。

クラス最速の発行スピードと、バッテリー残量に影響されない高い印字性能を備え、スマートフォンやタブレットなどの端末から場所を選ばず、作業現場の最も近くでラベルを高速発行できるのが強み。

入出荷検品作業の現場では、作業で必要な物流ラベルを事務所に設置された卓上型プリンタで発行することが多く、作業現場との往復時間がロスになる上、ラベルの貼り間違いリスクが発生するケースが散見される。携帯型プリンタは必要なラベルを必要な場所で発行できるものの、一般的に携帯型プリンタは卓上型プリンタと比べると発行速度は遅く、バッテリーが減るにつれ印字かすれなどの影響が出る場合があるのがウィークポイントだった。

PW4NXは最大152ミリメートル/秒(クラス最速)、かつバッテリーが無くなる最後の1枚まで濃い印字ができるようにした。IP54規格準拠の防じん・防滴仕様で、雨風が吹き込む環境下や屋外の業務にも対応。耐落下衝撃性2.14メートルの頑丈設計を実現し、フォークリフトやピッキングカート上で発行する場合の落下にも備えられる。

持ち運び用の「ストラップ」、フォークリフトなどから電源を供給するための「DCアダプター」といった、機動的な運用に応えるオプションも販売。さらに、IoT による予防保守機能を標準搭載し、予期せぬ故障などによる停止時間の削減を図る。

PW4NXは主に物流倉庫の入出荷検品業務で使用する各種ラベル発行のほか、保守メンテナンス業務における作業報告書、領収書などの発行用途の需要を見込んでいる。

■ 商品概要

ヘッド密度 203dpi(8 本/㎜)
印字方式 感熱
印字速度 2、3、4、5、6 インチ/秒(最大 152 ㎜/秒)
※ノンセパは最大 4 インチ/秒
用紙サイズ 連続 長さ:13~305 ㎜(台紙含み 16~308 ㎜)
幅 :38~111 ㎜(台紙含み 41~114 ㎜)
ティアオフ 長さ:16~305 ㎜(台紙含み 19~308 ㎜)
幅 :38~111 ㎜(台紙含み 41~114 ㎜)
剥離 長さ:16~305 ㎜(台紙含み 19~308 ㎜)
幅 :38~111 ㎜(台紙含み 41~114 ㎜)
ノンセパ 長さ:16~257 ㎜
幅 :38~114 ㎜
長さ:16~257 ㎜
幅 :38~114 ㎜
用紙種類/用紙形態 ロール紙、ファンフォールド紙
インターフェース USB、BluetoothⓇ、Wireless LAN、NFC
寸法・重量 幅 180 ㎜×奥行き 195 ㎜×高さ 85 ㎜(突起除く)・1,440g(バッテリー含む)
オプション リチウムイオンバッテリー、1CH バッテリーチャージャー、1BAY
本体クレードル、AC アダプター(本体充電用)、
DC アダプター、シガレットアダプター、ハンドストラップ、ベル
トループ、キャリングケース(ショルダーストラップ本体用含む)、
ショルダーストラップ(本体用)、プリンタスタンド
価格 オープン価格
発売予定日 2022年10月4日


(左:ハンドストラップ 右:プリンタスタンド)

(藤原秀行)※いずれもサトー提供

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