ビジネス書評・本棚からひとつかみ『阪神園芸 甲子園の神整備』

ビジネス書評・本棚からひとつかみ『阪神園芸 甲子園の神整備』

(金沢健児著・毎日新聞出版社)

 阪神タイガース本拠地、そして高校野球聖地として日本中の注目を浴び続ける甲子園球場。そのグラウンドを雨の日も嵐の日も守り抜く最強の守護神がいた!本書の主人公、阪神園芸のベテラン職人たちだ。大雨で水没しても短期間で見事復活させる華麗な技の裏には「水はけが良く、水持ちが良く、弾力がある」という三拍子揃った土にするため1年がかりで整備を進める匠たちの徹底したこだわりがあった。全国の高校へスタッフが直接赴き、グラウンド整備の技を球児たちに教えているエピソードに心温まる。(2018年8月刊・1500円)


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(藤原秀行)

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