負債5億円
東京商工リサーチが10月4日明らかにしたところによると、経営破綻した畜産大手、神明畜産グループで貨物運送事業を担う丸神運輸(東京都東久留米市)が再度の資金ショートを起こし、9月21日に行き詰まりが表面化した。負債総額は約5億円。
神明畜産を中核とする神明グループ向けの貨物運送を主体に展開。ピークの2003年10月期には売上高約20億2700万円を計上した。しかし、その後はグループ内の畜産物の輸送が徐々に減少したことなどから業績が低迷。
9月9日には神明畜産ほか2社が東京地裁に民事再生法の適用を申請、事業環境の悪化が続き、経営が行き詰まった。
神明畜産とグループ2社は、エスフーズの関連会社が経営再建のスポンサーに名乗りを挙げているもよう。
(藤原秀行)