安全教育や道路設計、研究資料への活用を想定
メガソフトは10月25日、交通事故や道路上で起こるさまざまな事象を3DCGと動画で再現できるパソコン用ソフトウェア「交通事故再現4D ムービー&レポート」を同日発売したと発表した。
道路を中心とした3D空間の作図機能、信号・標識・自動車・人物・動物などの専用素材、新開発した各素材への動作・移動設定機能を備えており、交通動画の作成時間を短縮できると見込む。
同社は新製品で作成した交通動画を事故対策、交通安全、道路設計、交通関係の調査・研究資料作などに活用するよう呼び掛けている。
メガソフトは建築3Dソフトの開発で培った3DCGの技術を生かし、2017年から交通事故現場を視覚化するソフトウェアの開発に取り組んできた。
※動画はYouTubeでも視聴可能> https://youtu.be/W6-HfJ_CtAw
▼動画再生までの大まかな手順。マウスクリックで設定した経路を車が進む動画作成の例
主な機能は以下の通り。
●道路を中心とした3D空間の作図機能
地図画像や空撮写真を下絵にしてなぞりながら道路や歩道を作図し、収録されている路面標示や標識類、自動車、人物などを配置することで、交通シーンを3DCGで描ける。
●動作設定できる専用3D素材を2400点以上収録
交通シーンのための3D素材2400点以上を収録。素材製作に要する時間と手間を大幅に減らせると見込む。
●配置した素材への動作設定
素材ごとに動作設定が可能。ドアの開閉やライトの点灯など、動作の開始・終了時間、動作させる範囲を設定すると、動画再生時に反映される。
●自在な視点からの動画を再生
運転席から、歩行者の視点から、ドローンのように真上から、設定した視点から定点で、あるいはカメラの移動経路に沿ってといった形で、自在な視点から交通シーンを動画で再生。思い通りの交通シーンが再現できたら、動画ファイル(wmv、mp4)での出力に対応。
●交通事故報告書も作成可能
交通事故発生状況図のテンプレートを収録。作成した現場の見取り図やパース、ドライブレコーダーの動画から切り出した画像を配置した交通事故報告書を作成できる。
製品価格
製品名 | 期間 | 標準価格(税込) | |
---|---|---|---|
クラウドライセンス | スターターキット | 365日 | 198,000円 |
継続料金 | 365日 | 178,000円 | |
30日 | 14,850円 | ||
レガシーライセンス | ダウンロード | 期間設定なし | 693,000円 |
製品概要
製品名称 | 交通事故再現4D ムービー&レポート |
---|---|
発売日 | 2022年10月25日(火) |
企画・開発・販売 | メガソフト株式会社 |
流通方法 | 直販、ソフトウェア流通、各種販社など |
販売対象 | 損害保険業界、法曹界、自動車業界、建設業界の方々、 交通関連の研究者、映像業界、動画制作会社、CG・動画制作に興味のある人など |
動作環境 | Windows 11/10 |
製品情報ページのURL | https://www.megasoft.co.jp/4d-traffic/ |
このページのURL | https://www.megasoft.co.jp/publish/4d-traffic/ |
(藤原秀行)※写真などはいずれもメガソフト提供