出力3.8MW、年間予想発電量は一般家庭1260世帯分見込む
精密板金加工などを手掛ける日本ベネックスは11月14日、プロロジスが宮城県岩沼市で開発した物流施設「プロロジスパーク岩沼」の屋根を賃借した太陽光発電所「ベネックス岩沼ソーラーポート」の運転を開始したと発表した。
日本ベネックスは屋根借り方式の太陽光発電設備(屋根借りメガソーラー)としては、国内最大級(出力約3.8MW)と説明している。
(日本ベネックス提供)
同社としては17件目となる屋根借り太陽光発電所「ベネックス岩沼ソーラーポート」は、プロロジスパーク岩沼の屋根に7616枚の太陽電池モジュールを設置。年間予想発電量は一般家庭約1260世帯分に相当する約379万kWhを見込む。
日本ベネックスは11月3日に屋根借りメガソーラーとして国内最大級の「ベネックス千葉1ソーラーポート(約3.7MW)」を稼働させたばかり。岩沼の施設はさらに出力規模が上回っている。
【ベネックス岩沼ソーラーポート 概要】
発電所名 | ベネックス岩沼ソーラーポート |
事業主 | 株式会社日本ベネックス |
所在地 | 宮城県岩沼市 |
出力 | 3,846kW (DC) |
FIT単価 | 10.7円/kWh |
年間予想発電量 | 約3,798,000kWh (一般家庭約1,260世帯分) |
パネルメーカー | トリナ・ソーラー |
PCSメーカー | SUNGROW |
運転開始日 | 2022年11月13日 |
「ベネックス岩沼ソーラーポート」の稼働により、日本ベネックスの保有する自社発電所は34件(約37.9MW)に達した。このうち、屋根借り太陽光発電所は17件(約28.9MW)に上る。
(藤原秀行)