UPSが西日本でサービス強化、関空~米アンカレッジ間の輸送能力拡充

UPSが西日本でサービス強化、関空~米アンカレッジ間の輸送能力拡充

従来の2倍積載可能機へアップグレード、通関オフィスも拡張移転

UPSは11月15日、関西国際空港~米アンカレッジ間の航空輸送能力を増強するため、同日付で使用機材を従来配備していたB767-300からB747-8へアップグレードしたと発表した。

B747-400とB747-8の両機材を使用し、ネットワーク内で輸送能力に柔軟性を持たせ、市場環境により適応し、信頼性の高い輸送サービスを提供できるようにする。

B747-8の最大積載量は140tと従来の2倍以上で、UPSが保有する航空機の中で最大かつ最も燃費が良い機材。

併せて、西日本で高まる物流サービスの需要を受け、大阪の通関オフィスを移転し、面積を倍増した。

UPSは「今回のサービス強化は、昨年の関空~中国・深圳のUPSアジア域内ハブ間で週5便のフライトを導入した西日本におけるUPSのサービス浸透を示している」と強調している。


関空~米国間に導入したB747(UPS提供)

UPSは今年、東日本で、東京の新木場集配センターの拡張のほか、北関東32都市発の輸出貨物の輸送時間短縮と集荷時間の延長、10月に公表した米国路線の輸送能力強化などを進めてきた。西日本でもサービス体制を強化する。

(藤原秀行)

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