全国4カ所で新たに事業用地取得も
ニッコンホールディングス(HD)は11月21日、東京都内で2022年9月中間決算の説明会を開催した。
設備投資の状況として、今年4~9月にグループで倉庫が6棟竣工し、総延べ床面積は約9万㎡に達したと説明。併せて、同時期に全国4カ所で事業用地を取得したことを明らかにした。既存倉庫も1棟取得した。
取得したのはいずれもグループの日本梱包運輸倉庫で、福岡県志免町(敷地面積4286㎡)、神奈川県厚木市(1万2302㎡)、仙台市(1万611㎡)、岩手県金ヶ崎町(3万276㎡)。合計で5万7475㎡に及ぶ。併せて、同社が福岡県志免町で延床面積2989㎡の倉庫を取得した。
また、2023年10月にはやはり日本梱包運輸倉庫の倉庫が埼玉県三芳町(延床面積2万9345㎡)と茨城県古河市(2万3066㎡)でいずれも竣工する予定。前者はEC関連商品などの保管、後者は自動車関連部品などの保管をそれぞれ想定している。
ニッコンHDの黒岩正勝社長は「これからもさらなる業容の拡大と新規業務の獲得を目指す」と強調した。
省人化・自動化の取り組みとしては、今後、無人フォークリフトやAGV(無人搬送ロボット)などの導入を検討していることを明らかにした。
(藤原秀行)