地図とUIで正確な届け先を簡単に登録可能、指定時間帯考慮のルート作成も
ナビタイムジャパンは12月7日、荷物の配達先の正確な位置把握から登録・管理、配達時間帯指定を考慮した効率良いルート検索と配達先までの正確・安全なナビゲーションまで、物流のラストワンマイルを支える配達業務のプロセスを一貫してサポートする配達専用アプリ「配達NAVITIME」の提供を同日開始したと発表した。
宅配荷物数の増加に伴い、今年10月に貨物軽自動車運送事業で軽自動車の使用が解禁されるなど、貨物軽自動車運送事業者数やその車両数が増加傾向にあるのを踏まえ、軽貨物運送に特化した機能で、より使いやすく、より業務実態に合致した作業効率化を実現できるアプリの開発に踏み切った。
ゼンリンの住宅地図などを基に、スマートフォン1つで、配達業務に特化した地図や郵便番号検索で大量の荷物の正確な配達先を簡単に登録・リスト化して管理。配達時間帯指定を考慮した最適な巡回ルート検索で効率的な配達業務を後押しする。
紙の地図上で配達先場所を確認し、指定された配達時間帯を考慮しながらドライバー自身が1つ1つルート検索をする手間を大幅に省き、多くの荷物を短時間で管理・配達できるようサポート。配達員の労働時間・労働環境の改善や、スムーズな物流、配達員の人手不足などの社会課題解決に貢献できると見込む。
料金(税込み)は月額2300円で初月は無料。年額で2万2800円。配達先リストの作成機能は無料で利用可能。
■「配達NAVITIME」の特長
① 「ゼンリン住宅地図」「郵便番号地図」「行政界地図」で、配達先の正確な位置がすぐにわかる
② テナント名や表札情報まで確認でき、正確かつスムーズな配達が可能
③ 高層ビルや大口事業所の個別番号に対応した郵便番号検索で、配達先を効率良く登録できる
④ 「配達時間帯指定」を考慮した効率の良い配達順を提案
⑤ 道の狭い住宅街や、初めての配達エリアでの法令順守や安全運転を支援するナビゲーション
今後は独自開発のAI技術で伝票読み取り精度の向上や、物の受け取り側との連携機能、配送マッチングサービスなど、ラストワンマイルを支える配達員の業務をより効率化し、配達員が安心して業務に集中できるようなサービスにレベルアップしていくことを目指す。
(藤原秀行)※写真はナビタイムジャパン提供