センコー、ノーリツの物流業務効率化を一括支援

センコー、ノーリツの物流業務効率化を一括支援

神戸のプロロジス開発物流施設内に専用センター開設、23年3月稼働開始

センコーは12月7日、ノーリツの西日本エリアにおける物流業務を担う拠点「ノーリツ西日本配送センター」を、自社の「北神戸PDセンター」(神戸市)内に開設したと発表した。

プロロジスが開発した物流施設「プロロジスパーク神戸3」の1・2階部分1万8252㎡を活用。12月6日に現地で開所式を実施した。業務開始は2023年3月の予定。


ノーリツ西日本配送センターが入るプロロジスの物流施設外観(プレスリリースより引用)

ノーリツは旧来、工場内物流をはじめ保管・配送、輸出業務などを自社で担ってきたが、物流業務全般をセンコーグループに委託する形に切り替えた。北海道を除く全国11カ所の倉庫拠点を東日本・西日本の2拠点に集約、物流業務の効率化を目指している。

今年12月、東日本の拠点(埼玉県加須市のセンコー物流拠点「栗橋PDセンター」内)で運営をスタート。23年3月には西日本のセンターも稼働させ、東西2拠点体制に移行、ノーリツの物流を一括支援する。

新センターは山陽自動車道の神戸西ICから600mの産業団地内に位置。神戸港まで約30分、大阪市内・大阪港まで約60分とアクセスの良さが強み。内陸部で洪水や土砂災害のリスクが低く、地盤も固いため、災害発生時も安定的に物流サービスを提供できると見込む。

新センターの概要
所在地:神戸市西区見津が丘4-11-5
延床面積:18,252㎡(1・2階エリア)(賃借部分)
構造 :鉄骨造 地上4階建
設備 :バース(大型トラック28台分)、移動ラック、垂直搬送機2基、ドッグレベラー 4台など
貸主 :プロロジス

(藤原秀行)

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