エントリー調査、「日時や時間選びやすさ選択強まる」と指摘
仕事紹介サイト「スマジョブ」や仕事マッチングサービス「シェアジョブ」を運営するエントリーは12月7日、16~22歳の全国の学生を対象に「年末年始の短期アルバイトに関する調査」をWEBアンケート方式で実施した結果を公表した。
2022年の年末から23年の年始に短期アルバイトをしたいかどうか質問したところ、67%がしたいと回答。昨年の年末年始との比較では「はい」が54ポイントも増えており、今年は年末年始の短期アルバイトへの関心が高まっていることがうかがえた。
また、具体的にどのような職種のアルバイトをしたいかについては「倉庫・物流スタッフ(シール貼り・商品梱包・仕分け等)」が37%と最も多く、次いで「イベント等の運営スタッフ」が35%となった。
昨年の同時期と比べると、「イベント等の運用スタッフ」が30ポイント、「倉庫・物流スタッフ」が12ポイント増加。エントリーは「今年の年末・年始は働く日時や業務時間を選びやすい職種を選ぶ傾向が強くなっている」と指摘した
短期アルバイトを決める上で重視することに関しては「時給や日給が高い」が65%でトップ。2位の「勤務日や勤務時間が自由に選べる」の15%を大きく引き離した。昨年の同時期より「時給や日給が高い」が25ポイント、「勤務日や勤務時間が自由に選べる」が7ポイント増加した。
エントリーは「『時給や日給が高く、さらに自分の希望の時間や場所で働けるアルバイトをしたい』という、時間効率を求める傾向が特に強くなっていることがうかがえた。“短時間で成果を求めたい”という若年層を中心としたZ世代の新たな価値観として注目を集めている“タイパ”(タイムパフォーマンス、時間効率重視)がアルバイトにも波及してきていることを実感した」との見解を示した。
【調査概要】
・調査名 :年末年始の短期アルバイトに関する調査
・調査方法 :WEBアンケート方式で実施
・調査対象 :全国の16~22歳の学生男女
・有効回答数 :1,294
・調査実施日 :2022年11月14~21日の8日間
・実施 :株式会社エントリー
(藤原秀行)※グラフはエントリー提供