冷蔵・冷凍食品の収容能力3倍、スーパーやドラッグストア約150店舗に配送へ
ビーイングホールディングスは12月15日、石川県白山市に構えている、3温度帯(常温、冷蔵、冷凍)の食品を取り扱う「白山センター」の増改築工事が完了したと発表した。
同センターは、グループ企業のアクティー(金沢市)、福井アクティー(同)が運営しており、2023年1月中旬から常温・冷蔵・冷凍の順次稼働を予定している。地上2階建て、延べ床面積は3万110㎡。
今回の増改築で延べ床面積は冷蔵・冷凍食品の収容能力が3倍となり、2023年2月15日からは北陸3県のスーパーおよびドラッグストア約150店舗へ商品を配送する。
センターの外観
今回の増改築は、既存業務拡大によるセンタースペース圧迫の緩和だけでなく、関西方面から毎日納品されていた冷凍食品の在庫を集約することで、積雪などによる交通網の遮断が引き起こす店舗への供給停止のリスク軽減といったBCP対策、さらに長距離輸送を緩和させることなどを目的に掲げている。
【センター概要】
名 称:白山センター
住 所:石川県白山市徳光町2727-1
倉庫内温度帯:3温度帯(常温、冷蔵、冷凍)
主要業務:常温・冷凍の在庫型物流センター、冷蔵・冷凍の通過型物流センター
取扱商品:食品(常温、冷蔵、冷凍)
主要配送先:北陸3県のスーパーおよびドラックストア約150店舗
構 造:鉄骨2階建、高床バース
敷地面積:全体 30115.43㎡(9,109.91坪)
建築面積:増改築部分:1718.67㎡(519.90坪) 全体:16988.58㎡(5,139.04坪)
延床面積:増改築部分:3016.21㎡(912.41坪) 全体:30110.54㎡(9,108.43坪)
総 工 費:8億円
着 工:2022年6月1日
竣 工:2022年12月15日
稼働開始:2023年1月中旬から順次開始。新規業務は2023年2月15日から開始
【増改築によるメリット】
・ 関西方面から石川への在庫移動の減少により、
― 積雪などによる交通網遮断が引き起こす店舗への供給停止のリスクを軽減
― 長距離輸送を緩和(3~4台/日 ⇒ 約1台/日)
・ 既存業務拡大によるセンタースペース圧迫の緩和(冷凍食品の収容能力=約3倍、延べ床面積=1.1倍)
・ 冷凍食品の取り扱い拡大による当グループ物流業務拡大
(藤原秀行)※写真などはビーイングホールディングス提供