生産効率をより柔軟にコントロール可能
物流ロボットをサブスクリプション形式で提供する「RaaS」を展開しているプラスオートメーションは12月19日、日本で初めて立体型ロボットソーター「t-Sort 3D」単体を、センコーの「印西第2ロジスティクスセンター」(千葉県印西市)に提供したと発表した。
同ロボットは最小3坪で60〜90間口程度の中小規模向け仕分けロボット。同営業所では、既にスポーツメーカーのデサントジャパンのゴルフウェア・ゴルフ用品の店舗別出荷の仕分けに、AGV(無人搬送ロボット)型のt-Sortを活用し、高い生産性と省人化を実現。
しかし、日により、店舗ごとの数量にばらつきが多く、少量となる店舗数が多い日は手仕分けとしていた。t-Sort 3Dの導入により、少量の仕分けも自動化でき、オペレーション全体の作業効率を一段と改善することが可能になると見込む。
t-Sort 3D の単体型運用(プラスオートメーション提供)
「t-Sort 3D」は単体運用・連動運用が可能な立体型ソーター。省スペース、少人数で大量仕分けができるため、倉庫運営の課題だった高さ方向の空間有効活用を実現する。
(藤原秀行)