緩衝材は従来比50%抑制、CO2排出量は年間2割強カット見込む
健康食品や基礎化粧品などを手掛けるLAMELLIA JAPAN(ラメリア・ジャパン、名古屋市) は12月20日、昨今の原材料価格高騰などを受け、コスト削減で商品の値上げを回避するための対策の一環として梱包の改良を行い、段ボールと緩衝材の使用量を大幅に削減したと発表した。SDGsに基づく環境負荷軽減も実現できたと説明している。
社内の試作を重ねた結果、段ボールの折り方を工夫することで、保護性能は維持しながら段ボールの使用量を減らす独自の梱包箱形状を開発。同時に、従来の梱包箱に比べ箱の高さを低くし重心を下げることで、配送中に横転し破損するリスクも軽減した。
段ボールの改良で破損のリスクが軽減したため、緩衝材も従来比で50%削減することができたという。商品梱包に係る年間CO2排出量は23.5%減少すると見込んでおり、12月下旬発送分から順次新しい梱包箱へ変更する計画。
(藤原秀行)※いずれもLAMELLIA JAPAN提供