食品原料検索サービス「シェアシマ」運営のICS-net、エアトリなど3社から資金調達

食品原料検索サービス「シェアシマ」運営のICS-net、エアトリなど3社から資金調達

新たな流通の形態構築目指す

食品開発のための原料検索サービス「シェアシマ」を運営しているICS-net(長野市)は1月12日、旅行事業などを展開するエアトリ、企業投資を担うC&Rインキュベーション・ラボ、あしたばの3社を引き受け先とする第三者割当増資を実施、資金調達を完了したと発表した。具体的な調達金額や出資比率は開示していない。

シェアシマは食品原材料のBtoBマーケットプレイスを構築し、食品原料の新しい流通の形を実現することを目指している。今回調達した資金はサービス内容の拡充と会員数拡大のための拡販に充てる。

シェアシマは「その原料シェアしませんか?」をサービス名の由来とした、食品原材料のサプライヤーとバイヤーの双方によるWeb売買プラットフォーム。2019年10月に正式リリースした。会員数は2500を超えている。

全国の食品メーカーが一同に参画することで、食品流通における、商品開発・原料調達および営業を効率化。さらには食品製造段階で滞留している原料在庫を、シェアシマを通して全国の食品メーカーなどに案内、再流通を促し、食品の製造段階におけるロス削減につなげていくことを想定している。

(藤原秀行)※いずれもICS-net提供

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