個人配送ドライバー、「週6」勤務が5割超に

個人配送ドライバー、「週6」勤務が5割超に

207が自社の業務効率化アプリ利用者向け調査、長時間労働目立つ

配送員の業務効率化アプリ「TODOCUサポーター」などを手掛けるスタートアップの207は1月30日、同アプリのユーザー対象とした配送員の就労状況に関する実態調査結果を取りまとめた。

■調査概要
調査期間:2022年12月12~25日
調査機関:自社調査
調査対象:TODOCUサポーターアプリをご利用中の配送ドライバー
有効回答数:361
調査方法:webフォームによるアンケート調査

週当たりの勤務日数について聞いたところ、「週6日」と回答した人が51.8%と半数を占めた。「週5日」が34.3%、「週3~4日」が9.4%、「週1~2日」が4.4%だった。

さらに、週6日勤務している配送員が1日にどのくらいの時間仕事しているかを見ると、過半数の52.4%が「12時間以上」に及んでいた。「11~12時間」が23.0%、「8~10時間」が20.3%、「4~7時間」が3.7%だった。

207は「時間外労働時間が年間960時間を上限とする法改正が適用された後は、現在雇用されているドライバーの稼働が制限されることになり、その穴埋めとして個人事業主ドライバーへの負担はさらに増加するのではないか」と指摘した。

<スキマ時間で活躍するドライバーに期待?>
配送業務を本業とするか副業とするかについて調査した結果、本業で働く人に対して副業で働くのは16.1%だった。副業として配送を行う人が運ぶ荷物は、EC荷物(BtoB)、宅配(CtoC)、フードデリバリー、スポット・チャーター便が挙がった。

(藤原秀行)※いずれも207提供

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