量産化に弾み、3月末までに実際の飛行実現目指す
ACSLは3月13日、改正航空法に基づいて政府が昨年12月にスタートしたドローンの第1種型式認証書を国土交通省から日本で初めて取得したと発表した。
有人自体上空で目視外飛行する「レベル4」に対応した強度や性能を備えていると認められた。型式認証の取得で量産化への弾みとなる。
ACSLは今後、3月末までに日本初のレベル4飛行を実現することを目指し、型式認証を取得したACSL式PF2-CAT3型のドローンで、実際の飛行に必要な第一種機体認証申請を進める方針。
日本初の第一種型式認証を取得したPF2-CAT3
第一種型式認証取得のための試験の様子
PF2-CAT3の概要
項目 | 概要 |
機種名 | PF2-CAT3 |
外寸 | 1,174mm×1,068mm×601mm(プロペラ含む) |
重量 | 機体:5.5kg バッテリー:3.3kg 最大ペイロード:1.0kg 最大離陸重量 9.8kg |
最高速度 | 水平:10m/s(36km/h) 上昇:3m/s 下降:2m/s |
最大航続時間 | 20分(最低離陸重量時) 17.5分(最大離陸重量時) |
補助安全装置 | 日本化薬社製パラシュート搭載 |
PF2-CAT3
パラシュートが開いた様子(日本化薬提供)
(藤原秀行)※写真はACSL提供