次世代燃料船導入など脱炭素化促進
日本郵船は3月28日、ドライバルク輸送を手掛ける三菱鉱石輸送を完全子会社化すると発表した。
現在は日本郵船が三菱鉱石輸送の株式の40.28%を保有している。残る全株式を三菱商事や東京海上日動火災保険、三菱重工業から取得する。
取得は4月の予定で、具体的な取得額は開示していない。
三菱鉱石輸送は船舶管理業・船主業を主たる業務として、ばら積み船・自動車専用船・木材チップ専用船で構成する合計17隻の船隊を保有している。
日本郵船は高品質な船舶管理ノウハウと船主業の豊富な知見を持つ三菱鉱石輸送を完全子会社化し、次世代燃料船導入など海運領域の脱炭素化に向けた課題の解決を図る。
(藤原秀行)