日鉄興和不動産が兵庫・尼崎で関西4棟目の物流施設竣工、トナミ運輸が1棟借り

日鉄興和不動産が兵庫・尼崎で関西4棟目の物流施設竣工、トナミ運輸が1棟借り

4.9万㎡、太陽光オンサイトPPAサービスを導入

日鉄興和不動産は4月6日、新たに兵庫県尼崎市で物流施設「LOGIFRONT(ロジフロント)尼崎Ⅲ」が3月31日に竣工したと発表した。

地上6階建て、延床面積は4万8920㎡。着工時点でトナミ運輸が1棟借りすることが決定済み。トナミ運輸としては国内最大の延床面積を持つ大型物流拠点になる予定。

日鉄興和不動産としては、関西で4棟目の物流施設。


「LOGIFRONT尼崎Ⅲ」外観


航空写真

大阪市中心街から10km圏内に位置し、阪神高速道路湾岸線の尼崎東海岸ICから約1km、中島ICから約4km、阪神高速道路神戸線の尼崎東IC・尼崎西ICから約5kmと交通利便性に強みを持つ立地。

工業専用地域で物流倉庫として優れた操業環境にあるため、同社は近畿圏全体を網羅する広域配送の物流拠点にしようと、「LOGIFRONT」シリーズとして、今回の物件と「LOGIFRONT尼崎Ⅱ」、「LOGIFRONT尼崎Ⅳ」の計3施設の開発をエリアで一体的に進めてきた。

トナミ運輸は現在の尼崎支店を今回の物件に移転し、倉庫1階を貨物自動車運送業の拠点、2~4階を3PL事業の新拠点として運用。関西地区における物流機能の充実・強化に取り組む。

仮眠室、更衣室、バス・シャワールーム、洗濯コーナーなどの設備を取り入れ、貨物自動車運送業の拠点として快適な就業空間を提供できるようにしている。

1階をSRC構造にすることで南北の両面バースや防火区画の全面シャッター対応を可能にし、物流効率化を図ることが可能な施設としたほか、BCP対策として津波・高潮を想定し、受変電設備をかさ上げ設して置した。

環境負荷軽減策では、全館LED照明の採用に加え、太陽光オンサイトPPAサービスの導入(設備容量:約1.5MW、発電量:約1850MWh/年)により、発電電力を共用部とテナント専有部に供給する。


エントランスホール


仮眠室

「LOGIFRONT尼崎Ⅲ」概要

名称 LOGIFRONT尼崎Ⅲ
所在地 兵庫県尼崎市東海岸町21-10、27-2
交通 阪神高速道路湾岸線「尼崎東海岸」IC約1km、「中島」IC約4km
阪神高速道路神戸線「尼崎東」IC並びに「尼崎西」IC約5km 
敷地面積 23,382㎡(7,073坪)
延床面積 48,920㎡(14,798坪)
階数 S造(一部SRC造)・6階スロープ型
設計工事監修 株式会社フクダ・アンド・パートナーズ
設計・施工 大和ハウス工業株式会社
スケジュール 2021年10月着工、2023年3月末竣工

【地図】

(藤原秀行)※いずれも日鉄興和不動産提供

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