豊田自動織機、新社長に伊藤経営役員が昇格へ★続報

豊田自動織機、新社長に伊藤経営役員が昇格へ★続報

大西氏は「特命事項担当」の代表権ある副会長に、6月9日付予定

豊田自動織機は4月27日、大西朗社長(65)が代表権のある副会長となり、後任に伊藤浩一経営役員(59)が昇格する人事を発表した。

6月9日開催の定時株主総会と取締役会を経て、正式に就任する予定。同社は社長交代の理由について「経営基盤の一層の強化をはかるため」と説明している。

大西氏は副会長として「特命事項担当」となる。併せて、トヨタ自動車調達本部の熊倉和生氏が取締役に就く。

オンラインで4月27日記者会見した大西氏は、同社のフォークリフト用エンジンの不正問題と今回の人事の関連を否定。不正が起きた背景などについて「特別調査委員会で客観的な調査をしていただく」とあらためて強調した。

伊藤浩一氏(いとう・こういち)1986年早稲田大学政治経済学部卒業。1998年豊田自動織機製作所(現豊田自動織機)入社、2012年執行役員、16年常務役員、19年6月より現職。岐阜県出身。

(藤原秀行)

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