オリコン最大6箱搭載可能、順序最適化モジュール活用
工場・倉庫のスマート化事業を展開するIndustry Alpha(インダストリーアルファ)は4月28日、ピッキング作業を補助するAMR(自律移動ロボット)「Kasumi(カスミ)」の提供を開始すると発表した。
AMRに棚を搭載し、ピッキングと搬送の工程を両方カバー。最大6箱の折り畳みコンテナ(オリコン)を設置できるようにしている。
Kasumi(Industry Alpha提供)
棚の最上部にはタブレット端末を取り付け、どの商品を取り出すかなどの詳細を分かりやすく表示。注文情報から作成されたピッキングリストを、経路を考慮した最適な順番で並べ替える順序最適化モジュールとKasumiを組み合わせ、人が行う作業はKasumiの待機場所に行き、ピッキング・検品作業を行うだけにした。
棚は折り畳みコンテナのサイズに合わせて調整が可能。
今後は、Kasumiの走行データと作業者のピッキングデータを活用し、現場でミスが頻発する箇所や労力が必要な場所を特定し、「手間の可視化」を実現することを目指す。
(藤原秀行)