車両販売のほか部品・サービス事業を拡大
日立建機は3月22日、オセアニア地域で建設機械のさらなる販売拡充と部品・サービス事業の拡大に向け、オーストラリアのニューサウスウェールズ州に全額出資の地域事業統括会社「日立建機オセアニアホールディングス」を4月1日付で設立すると発表した。
オーストラリアとニュージーランドに分かれていた拠点体制を刷新し、新会社を通じた一括供給によって営業効率を高めソリューションを主体としたバリューチェーン事業の強化・拡大を加速するのが狙い。
同エリアはこれまでオーストラリアを「日立建機(オーストラリア)」、ニュージーランドは「ケーブルプライス(NZ)」がそれぞれ独自に建機本体および部品・サービスの供給を行っていた。
日立建機はオーストラリアで鉱山用の超大型油圧ショベル、超大型ダンプカーを多数納入しており市場シェア1位。またダンプカー自律走行システムの開発を推進し、2019年度中の商用運行に向けて顧客と実機による試運転に取り組んでいる。
(鳥羽俊一)
オセアニア地域をカバーする部品センター(日立建機ウェブサイトより)