海運モーダルシフト大賞、4回目は味の素とF-LINEが受賞

海運モーダルシフト大賞、4回目は味の素とF-LINEが受賞

名古屋港~仙台港の海上輸送に転換、1単位輸送量当たりドライバー労働時間88%削減

国土交通省は5月19日、トラック輸送から海上輸送へのモーダルシフトを進めるために革新的な取り組みを行った事業者を対象とする令和4年度の「海運モーダルシフト大賞」に、味の素とF-LINEを選出したと発表した。

同大賞は今年が4回目。両社は国内食品生産体制の再編に合わせて、物流ネットワークを再編し、海上輸送へ転換。使用車両をトラックからセミトレーラへ変更(シャーシ化)するなど、名古屋港から仙台港へのフェリーを利用したモーダルシフト(トラック輸送全てを海上輸送に転換)を実現した。

その結果、輸送を海上にシフトすることなどにより、1単位輸送量当たりドライバー労働時間を88%削減できたことを評価した。

表彰式は5月26日に東京都千代田区平河町の海運クラブで行う。

(藤原秀行)

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