日本郵便、環境負荷低いリニューアブル・ディーゼル燃料利用の実証実験開始

日本郵便、環境負荷低いリニューアブル・ディーゼル燃料利用の実証実験開始

神奈川で郵便局間のトラック輸送に投入、問題点有無を見極め

日本郵便は5月24日、日本郵便輸送と連携し、カーボンニュートラルに向けた取り組みの一環として、リニューアブル・ディーゼル燃料(RD燃料)の利用可能性を確認するための実証実験を行うと発表した。

RD燃料は廃植物油などを原料としたバイオディーゼル燃料の一つで、「地球温暖化対策の推進に関する法律」上、CO2排出量はゼロ(カーボンニュートラル)とみなせる。専用のラッピングを施した車両の運行を同日スタートした。

対象は日本郵便輸送の海老名営業所(神奈川県海老名市)で、一部のトラックで実施。神奈川西郵便局と当該郵便局が受け持つ各郵便局の相互間における局間輸送にRD燃料を投入する。期間は「当面の間」と説明している。

日本郵政グループは温室効果ガス排出量の削減目標(2050 年カーボンニュートラル、その中間目標として30年度に19年度比で46%
削減をそれぞれ設定している。

既に達成のため、施設設備の改修(LEDや高効率空調の採用)、集配車両のEV(電気自動車)切り替えなどに着手しており、RD燃料もその一環。実運用した際の問題点がないかを見極めていきたい考え。


専用車両(プレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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