アダストリア系D2Cブランド「O0u」、配送時に繰り返し利用可能な「シェアバッグ」導入

アダストリア系D2Cブランド「O0u」、配送時に繰り返し利用可能な「シェアバッグ」導入

1カ月でユーザーの3割以上が選択

アダストリアは5月31日、た子会社「ADOORLINK(アドアーリンク)」が展開しているライフスタイルD2Cブランド「O0u(オー・ゼロ・ユー)」が、繰り返し使える梱包材を手掛けるcomvey(コンベイ)と提携し、4月13日から繰り返し使える「シェアバッグ」を活用して地球に優しいサステナブルな配送を実現する新サービスを導入したと発表した。

導入から1カ月で、既にユーザーの3割以上がシェアバッグの使用を選択しているという。

「O0u」はサステナブルな素材や製造技術にこだわったライフスタイルアイテムをD2Cで展開。ブランド名の「O0u(オー・ゼロ・ユー)」は、異なる要素の交わる象徴として使っており、循環する円弧O(オー)と0(ゼロ)が多様性と包括を、「あなた」を表すu(ユー)が1⼈1⼈に寄り添うブランドであることをそれぞれ表現しているという。

物流、配送分野で問題となっている年間150万tもの梱包ごみについては、「O0u」もかねてより梱包材の省資源化、環境負荷の低減ができないかと思案してきた。そこで、comveyが提供している、繰り返し使えるシェアバッグを取り入れることにした。

ダンボールの代わりにシェアバッグを選ぶことで、商品配送時に発生するごみを最小限に抑え、既存の梱包材に比べCO2を大幅に削減できると見込む。サービス導入後には、「梱包が簡単にポストで返却できるのが嬉しい」といった利用客の評価を得ているという。

シェアバッグははさみやカッターを使わず簡単に開封できる上、繰り返し使えるため梱包ゴミを最小限に抑えられるのがメリット。商品を取り出したら、二次元コードを読み取り、折り畳んでポストに返却すればオンラインストアで使える特別なクーポンを獲得できることをインセンティブにしている。

(藤原秀行)※いずれもアダストリア提供

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