独メトロ日本法人の店舗を改修、初のコンバージョン
プロロジスは6月8日、東京都江東区辰巳で改修中の新たな物流施設「プロロジスアーバン東京辰巳Ⅰ」をメディアに公開した。
地上3階建て、延床面積は8358㎡。卸売市場を手掛ける独メトロの日本法人メトロキャッシュアンドキャリージャパンが日本市場から2021年に撤退したのを受け、同社が店舗として使っていた建物をプロロジスが取得、全館空調付きで冷凍冷蔵への対応が可能な都市型物流施設に改修しており、今秋に工事が完了する予定。
商業施設を賃貸用物流施設にコンバージョン(用途変更)するのは、プロロジスとして初めて。
「プロロジスアーバン東京辰巳1」外観(プロロジス提供)
JR京葉線の潮見駅から徒歩10分圏内に位置し、首都高速道路9号深川線の枝川出口より約1.5km、首都高速道路湾岸線の新木場出入口から約4.3kmで、都内全域へのアクセスに強みがある立地。
プロロジスは都心部の商業施設への店舗間配送や、ECフルフィルメント拠点、ダークストアとしての利用ニーズを見込んでいるほか、城東エリアへの即日配送やラストワンマイル配送拠点としても活動できると想定。
東京駅から約5kmで、人口増加が続く豊洲、東雲、台場の各エリアと近接していることもあり、様々なビジネス拠点としての需要もあると予想している。
プロロジスでは郊外に立地する大型の先進的物流施設「プロロジスパーク」に加えて、2020年に新たな形態として「プロロジスアーバン」シリーズの提供を開始した。「東京辰巳1」は品シリーズ第6弾となる。
(藤原秀行)