商船三井、関西電力と新造LNG燃料ばら積み船による専用船輸送契約締結

商船三井、関西電力と新造LNG燃料ばら積み船による専用船輸送契約締結

2030年までに「LNG/メタノール外航船90隻」を着実に推進

商船三井は6月8日、関西電力とLNG(液化天然ガス)燃料ばら積み船による専用船輸送契約に関する基本協定書を締結したと発表した。

大島造船所と本船の建造に関し基本合意に至った。


本船イメージ図(商船三井提供)

本船は、京都府舞鶴市の「舞鶴発電所」向け既存専用船に次いで海外炭輸送船隊の一翼を担うため、2026年後半の竣工を予定している。

LNGは従来の船舶燃料油に比べて、温室効果ガスのCO2は約25%、硫黄酸化物(SOx)は100%、窒素酸化物(NOx)は約85%の排出削減を見込める上、船舶燃料として長年使用されている実績がある。

商船三井グループは「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」で2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目標に掲げている。LNG燃料船は自動車船・ばら積み船・タンカー・フェリー・タグボートなどで既に発注・建造しており、本船が17隻目のLNG燃料外航船となる予定。

LNG燃料船の導入をさらに拡大し、温室効果ガス排出量削減に向けて取り組みを加速する構え。

船種別のLNG燃料船建造決定実績

  船種 隻数 関連プレスリリース
外航船 ばら積み船 6隻
+本件ばら積み船1隻
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自動車船 8隻 URL
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タンカー VLCC 2隻 URL
内航船 タグボート 1隻(就航済) URL
フェリー 4隻(うち2隻就航済) URL
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内航貨物船 1隻(就航済) URL
  合計 外航船:17隻、内航船:6隻  

【本船概要】

全長/全幅 約235メートル/約38メートル
載貨重量トン数 約94,900トン
建造造船所 株式会社大島造船所
竣工予定 2026年7月(予定)

(藤原秀行)

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