JR貨物、総額100億円の環境債発行

JR貨物、総額100億円の環境債発行

機関車新製、大型物流施設の費用にも充当

JR貨物は6月9日、グリーンボンド(環境債)を発行すると発表した。

発行するのは10年物と20年物で、発行総額は100億円。いずれも払い込み期日は6月15日で、野村證券など3社が主幹事を務める。

調達した資金は全国の幹線物流鉄道ネットワーク強化と貨物駅の物流結節点機能の拡充を図る。具体的には、機関車を新製し、老朽化した旧形式機関車からの置き換えを進めて故障発生を予防、安定輸送を確保するとともに貨物輸送サービスの向上を目指す。


導入車両:EF210 形式直流電気機関車「ECO-POWER 桃太郎」(主な運行線区 東北線、高崎線、東海道線、山陽線、予讃線)

併せて、22年7月に東京貨物ターミナル駅に隣接するエリアで竣工した、環境負荷抑制策を施している大型物流施設「東京レールゲートEAST」の費用に充当する。


東京レールゲートEASTの外観(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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