キャッシュフロー改善と資産有効活用を後押し、物流も担う
佐川急便は3月27日、西日本シティ銀行、企業の不動在庫再流通支援を手掛けるSynaBiz(シナビズ、東京)の両社と組み、在庫再流通支援サービスを始めたと発表した。
同行の取引先企業に、佐川の法人向けソリューションを提供するチーム「GOAL」とSynaBizが連携して在庫の販促などをサポートする。在庫はSynaBizが買い取った上で、同社が属するオークファングループのさまざまなeコマースサイトなどを通じて安価で販売。商品の輸送や物流センターでの保管など物流面は佐川が担う。両社が組むことで同行の取引先企業のキャッシュフロー改善と資産の有効活用を後押しできると見込む。
さらに購入された在庫の代金の一部は社会貢献活動団体に寄付するため、同行の取引先企業にとっては社会貢献への協力をアピールできるメリットもある。
佐川とSynaBizは企業の不動在庫再流通支援で提携している。
(藤原秀行)