フォークリフトから直接データ収集可能、庫内作業効率化見込む
センコーは3月28日、ICタグを用いて商品の入出荷を一元的に管理できるシステムを共同開発したと発表した。センコーの物流センターで運用を本格的にスタートした。
昨年4月にセンコーグループが始めた「ロボティクスプロジェクト」の一環。新システムは昨年8月に大阪府内のセンターで試験的に運用。今年2月には大分市のメディカル物流センターに導入した。
帝人のRFIDを活用した在庫管理システム「レコピック」の技術を基礎にして、物流センターで生かせるよう改良。パレットや保管ラックにICタグ、フォークリフトに読み取り用アンテナシートをそれぞれ取り付け、荷役時にスタッフがフォークリフトに乗ったまま商品データを自動的に読み取り、収集できるのが特徴。
センコーは新システムを駆使することで、入出荷・保管業務の効率アップや出荷精度向上などが見込めると期待。全国のセンターに水平展開していくことを視野に入れている。
(藤原秀行)