川崎重工業から引き渡し、脱炭素に貢献見込む
川崎汽船は6月30日、液化石油ガス(LPガス)の製造・貯蔵・輸送・売買・輸出入等を行ジクシス向けの新造二元燃料(LPG/アンモニア)運搬船が、川崎重工業から川崎汽船に引き渡されたと発表した。
6月6日には川崎重工坂出工場(香川県坂出市)で命名式を執り行い、ジクシスの田中惠次社長が「AXIS RIVER(アクシス・リバー)」とと命名した。本船は同社と3隻目の契約船となり、同社の拡大する輸送ニーズに応え、エネルギー安定供給を支える。
本船は重油とLPGを燃料として利用できる二元燃料(Dual Fuel)機関を採用し、温室効果ガスや大気汚染物質の排出削減を見込む次世代型環境対応船。脱炭素化に向け今後需要の拡大が見込まれるアンモニアを積載可能な液化アンモニア輸送兼用船でもある。
【本船要目】
全長 229.90 m
型幅 37.20 m
型深 21.90 m
満載喫水 11.65 m
載貨重量トン数 56,503トン
総トン数 49,542トン
貨物タンク容積 86,919 ㎥
船籍 パナマ共和国
船級 NK
(藤原秀行)※プレスリリースより引用