事業拡大図る
三菱重工業は7月7日、北米でデータセンターや物流倉庫など向けの産業用電源システムを手掛けるコンセントリック(Concentric)を買収すると発表した。
同社を傘下に置くオンポイントグループ(OnPoint Group)から、全持ち分を取得する契約を締結した。取得額は開示していない。
三菱重工はコンセントリックと連携し、データセンター向け事業を伸ばしたい考え。
コンセントリックは2000年発足。北米全域に拠点を持ち、電源システムソリューションをライフサイクル全体にわたって提供する唯一の企業。データセンター、通信事業者、産業施設、商業施設向け電源システムの提供に加え、電動フォークリフト、自動運搬車両、空港の地上支援車両に対する動力用電源システムも手掛けている。
コンセントリックの事業基盤を生かし、物流倉庫など向けのシステム提供も注力する構え。
(藤原秀行)