好調なヤマトの「ネコポス」と対照的な動き
日本郵便が10月28日公表した9月の郵便物・荷物の引受物数によると、荷物のうち宅配の「ゆうパック」は前年同月比7・8%減の8060万6000個だった。前年の実績を6カ月連続で下回った。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い「巣ごもり需要」が盛り上がった影響で利用が急速に伸びた反動から抜けられていない。
ゆうパックの中でも特に小型荷物に特化した「ゆうパケット」は16・7%減の3526万3000個と9カ月続いてマイナス。EC利用増加による取扱数の急拡大傾向から一転しての不振が目立つ。同じく住戸のポストに入る小型荷物向けの「ネコポス」が好調なヤマト運輸とは対称的だ。
郵便物はトータルで4・0%減の10億1865万9000個だった。
(藤原秀行)