GLP投資法人、福岡市の物流施設2棟を23億円で譲渡

GLP投資法人、福岡市の物流施設2棟を23億円で譲渡

延べ床面積1万4641平方メートル、資産入れ替え

JリートのGLP投資法人の資産運用を担うGLPジャパン・アドバイザーズは3月29日、物流施設「GLP福岡」(福岡市、2棟で構成)を23億円で同日譲渡したと発表した。調達した資金は主に既存の借入金を期限前返済するのに充てる。


「GLP福岡」の外観(GLP投資法人ウェブサイトより引用)

同社は同施設売却の背景について「資産規模およびポートフォリオの質・収益性を維持しながら、相対的に小規模である物件について適切なタイミングと価格で売却または資産の入れ替えを行うことは、ポートフォリオの運用効率向上に資すると考えている」と指摘。その上で、鑑定評価額を20%以上上回る譲渡価格が実現できることなどを理由に挙げている。

譲渡先の企業は1社だが、同社は相手先から同意を得られていないことを理由に、詳細を開示していない。

「GLP福岡」は1988年完成し、2棟の総賃貸面積は1万4641平方メートル(事務所部分含む)。アサヒロジが単独テナントとして利用している。GLP投資法人としては今回の施設が3回目、5物件目の譲渡となる。

(藤原秀行)

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