グッドマン、茨城・常総で開発の物流施設にアダストリア入居決定

グッドマン、茨城・常総で開発の物流施設にアダストリア入居決定

7月竣工予定、総賃貸面積17.4万㎡

グッドマンジャパンは7月26日、茨城県常総市で開発を進めている物流施設「グッドマン常総」に関し、アダストリアと大規模な賃貸借予約契約を締結したと発表した。

アダストリアはグループ最大級となる物流センター「アダストリア常総DC」を開設する。

グッドマン常総は、グッドマングループが日本で開発する最大規模の物流施設。地上5階建て、総賃貸面積は17万4000㎡で7月中の竣工を予定している。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の常総ICに隣接し、都心から車で60分圏内に位置している。

現在は「グッドマン常総2」も開発しており、グッドマングループの新たなビジネスパークとなる予定。

アダストリアは、グループの中期経営計画が目指す売り上げ成長、業容拡大に備えて物流ネットワークの最適化を推進。昨年夏には茨城県内のEC物流センターを、マテハン機器を導入した自動化設備に全面刷新した。

toC物流の強化に引き続き、toB物流拠点再編の皮切りとして「アダストリア常総DC」はグッドマン常総3階の約2万5000㎡のフロアに入居しグループの複数ブランドの店舗に向けたアパレル商材の入荷・保管・出荷の機能を担う。


竣工イメージ(プレスリリースより引用)

グッドマンが千葉県印西市でマスタープランニングと開発を進める基幹プロジェクト「グッドマンビジネスパーク」と同様、グッドマン常総も地域一体型の統合開発プロジェクトとして展開している。近隣には新たに誕生した道の駅をはじめ、TSUTAYA BOOKSTORE、カフェ、店舗、スパ施設、都市公園などが賑わいを創出し、施設で働く人々にも利便性の高い快適な就業環境を提供することを計画している。

グッドマン常総は先進的なサステナビリティ仕様を採用する。太陽光発電による4.25MWの電力を施設内で利用するのに加えて、蓄電池も搭載し、再生可能エネルギーの利用を促進して入居企業のカーボンフットプリント削減を後押しする。EV(電気自動車)の充電ステーションも完備させる。BELS評価「ZEB」国内最高評価やCASBEE Sランクも取得済み。

(藤原秀行)

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