日本GLP、神奈川県や輸送事業者などと合同で緊急支援物資輸送訓練を実施

日本GLP、神奈川県や輸送事業者などと合同で緊急支援物資輸送訓練を実施

厚木の物流施設、緊密な連携実現目指す

日本GLPは6月6日、JリートのGLP投資法人や神奈川県と連携し、2022年3月に締結した「災害時における広域物資輸送拠点の開設等に関する協定」に基づいて、25月23日に同県厚木市の物流施設「GLP厚木Ⅱ」で合同の緊急支援物資輸送訓練を実施したと発表した。

今回の訓練は県が統括し、川崎市や厚木市、愛甲郡愛川町が参加。輸送事業者は神奈川県トラック協会、日本通運、佐川急便、ヤマト運輸、西濃運輸の5者が名を連ねた。

訓練は災害を想定した災害救援物資の輸送拠点の開設、物資の受け入れ、仕分け、避難所への輸送に関するシミュレーションを行うことで災害時における課題を把握するとともに、県が市町村および協定締結先などとの連携体制を確認し、災害時に各者が協働し効率的な運用を行えるようにするのが狙い。

日本GLPとGLP投資法人は県との協定に則り、広域物資輸送拠点として候補となる「GLP厚木Ⅱ」を提供した。

本訓練では「GLP厚木Ⅱ」から各自治体の地域内輸送拠点および避難所への物資輸送をシミュレーションして実施。県が「GLP厚木Ⅱ」で広域物資輸送拠点の開設・運営を担うとともに、地域内輸送拠点または避難所への輸送指示を行い、川崎市、厚木市、愛川町は地域内輸送拠点及び避難所の開設・運営を手掛けた。

「GLP厚木Ⅱ」に支援物資を想定した段ボール箱450箱を搬入し、荷物の仕分け作業とトラックへの荷積みが行われ、神奈川県トラック協会、日本通運、佐川急便、ヤマト運輸、西濃運輸がそれぞれの輸送ルートを受け持ち、避難所まで支援物資を輸送する一連の救援作業を実際に行った。

【訓練の様子】

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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