ヤマトの宅配便取扱実績、2年連続減少

ヤマトの宅配便取扱実績、2年連続減少

18年度1・8%減、小口荷物向け「ネコポス」は1・7倍に

ヤマトホールディングスが4月4日発表した小口貨物取扱実績によると、宅配便は2018年度の累計で18億353万個となり、前年度から1・8%減少した。前年の実績を割り込むのは2年連続。

インターネット通販の拡大による荷物の大幅増で配送ドライバーの業務負荷が大きく増していることなどを理由に荷受けを抑えていることが影響した。

一方、ポストに入るサイズで小型の荷物向けの「ネコポス」は72・2%増の1億3525万個と急激に伸びている。フリーマーケットアプリが普及し個人間で小口荷物のやり取りが増加していることが主因。今後はネコポスの取り扱い効率化も求められそうだ。

(藤原秀行)

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