共同輸配送管理システムやファイナンスサービス、事故データ分析など組み合わせ
ウィルポート、社会課題解決を促進する投資事業を手掛けるインパクトサークル、三井住友海上火災保険の3社は9月6日、ラストワンマイル配送を担う運送事業者や業務委託ドライバーを支援するため、9月に業務提携契約を締結したと発表した。
各社のサービスを一体となって提供し、運送事業者の事業継続・拡大を多角的に支援するとともに、ラストワンマイルにおける配送効率化やドライバー確保、事故防止といった課題の解決を後押ししていきたい考え。
ウィルポートの共同輸配送管理システム「Polaris Navi(ポラリスナビ)」、インパクトサークルのファイナンスサービス、三井住友海上の運転傾向・事故データ分析を組み合わせ、事故減少などにつなげていくことを想定している。
協業のイメージ
今年7月、軽貨物配送事業者のFIRST LIFEに、ウィルポートのPolaris Navi、インパクトサークルの業務委託ドライバー向けオートリースサービスの提供を並行して開始。また、三井住友海上が提供するドライブレコーダーの導入も始めている。FIRST LIFEは3社と組んで「共同配送による配送効率化」や「ドライバーの雇用拡大・所得向上」、「自動車事故の削減」を推進し、事業継続・拡大に必要な体制作りを図る。
今後は全国の運送事業者や業務委託ドライバーに支援対象を拡大。3社がそれぞれ持つデータ・システムを掛け合わせることで、物流の効率化と業務委託ドライバーの働く環境・安全に資する新たなサービスを開発することも目指す。
新たなサービス開発のイメージ例
(藤原秀行)※いずれも3社提供