大型・長距離ドローン向けハイブリッドエンジン開発のADJ、5000万円調達

大型・長距離ドローン向けハイブリッドエンジン開発のADJ、5000万円調達

ベンチャーキャピタルファンドのIDATENが支援

ベンチャーキャピタルファンドのIDATEN Ventures(東京)は4月9日、大型・長距離ドローン向けハイブリッドエンジンの開発を目指しているスタートアップのエアロディベロップジャパン(ADJ、同)への出資を発表した。併せて、IDATENの足立健太代表パートナーがADJの社外取締役に就いた。

ADJは今回と合わせて、計5000万円の資金調達に成功した。

ADJは2018年設立。19年中に、タービンエンジンとハルバッハ発電機・モーターを組み合わせた世界初のハイブリッドエンジンを開発・販売する目標を掲げている。併せて、パラシュートシステムの開発なども進め、多様な技術を集めた新型ドローンも誕生させたい考え。

ADJ創業者の田邊敏憲代表取締役は「まだ世界的にも決定的なプレイヤーがいないこの分野においては、今なら日本の自動車産業などが培ってきた各種エンジンと小型発電機を組み合わせたハイブリッドエンジン開発で一気に世界のトップに立てると確信している」との談話を発表した。


ADJのロゴマーク


ADJの開発ロードマップ※クリックで拡大
(いずれもIDATEN Ventures提供)

(藤原秀行)

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