NTTロジスコ、「2024年問題」対策強化で納品量平準化サポートするソリューションの提供開始

NTTロジスコ、「2024年問題」対策強化で納品量平準化サポートするソリューションの提供開始

補充数を自動算出、在庫過多や欠品回避

NTTロジスコは9月28日、店舗や事業所などへの納品量を平準化し、トラックの安定的な手配を実現して「2024年問題」への対策強化を支援するデジタルBPO(業務受託)サービス「スマートリプ(納品平準化ソリューション)」の提供を開始したと発表した。

同社は既に発注と補充の領域で「適頻度適量」の納品を可能とし、納品量の平準化を実現する「ロジスティクスDXソリューション」を手掛けている。納品量の平準化については需要が多いため、特化したソリューションを開発・提供することにした。

従来の勘や経験に頼る補充量の計算ではなく、顧客の要件に基づいた補充ロジックをシステムとして構築し、自動的に補充数を算出。関連業務の負荷を低減する。適頻度適量での納品を実現することで、店舗などの在庫過多や欠品を抑制し、荷受け稼働も平準化できると見込む。

納品量がトラック積載量などの基準を超える場合は納品を前倒しし、各曜日ごとの納品量や、納品体積をコントロールする。在庫が少ないものの納品を優先し、通常の補充に加えて緊急補充も行い欠品を抑制する。

補充数算出に関する日常の運用をNTTロジスコが代行し、マーケットの変化や販売戦略の変更に応じて、システム設定のメンテナンスを実施する。KPI(重要業績評価指標)を設けて月次などのタイミングでチェックする上に、在庫や納品のデータ分析や物流現場との連携を通じてKPI悪化の原因を追及、継続的な改善をサポートする。

(藤原秀行)

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