企業全体のコンプライアンス強化を後押し
大日本印刷(DNP)と東海理化は10月11日、YKK AP向けに、社用車管理の課題を解決する「DNP社用車管理サービス(Bqey、ビーキー)」の提供を開始したと発表した。
9月から順次、YKK APの全国約1400台の車両と、約2000人の従業員を対象に、本サービスを導入。スマートフォンのアプリで社用車を簡単に予約できる上、アルコールチェック(飲酒検査)の結果が問題なかった場合にのみ車両ドアが解錠する。
今年12月1日に「白ナンバー」事業者のアルコールチェックが義務化されるのを受け、事業者のコンプライアンス強化に貢献したい考え。
DNPと東海理化はアルコールチェックが義務化される12月1日までに、YKK APの全国250拠点でBqey導入を完了する予定です。
またYKK APは、DNP社用車管理サービス(Bqey)の車両稼働集計機能*2を活用して車両の稼働状況を可視化し、保有車両数の最適化を進めます。
(左)アルコールチェックのイメージ、(右)車両ドアを解錠するイメージ
Bqeyはサブスクリプション型サービスで、取り付け工事の必要がない車載デジタルキーボックスに自動車のスマートキーを格納し、スマホから車両ドアの解錠・施錠ができる。ドアの施解錠の操作には、DNPがICカード事業で培った暗号鍵管理の技術を活用している。
(藤原秀行)※いずれもDNPと東海理化提供