米業務効率化支援ソフト大手ブルーヨンダー、EC商品の受け取り・返品システム手掛ける英ドドルを買収

米業務効率化支援ソフト大手ブルーヨンダー、EC商品の受け取り・返品システム手掛ける英ドドルを買収

顧客へのソリューション提案多様化狙う

パナソニックコネクト子会社で米業務効率化支援ソフトウェア大手の Blue Yonder(ブルーヨンダー)は10月13日、EC購入商品の受け取り・返品システムを手掛ける英国のDoddle(ドドル)を買収すると発表した。

ブルーヨンダーの顧客にドドルのシステムを提供することで、消費者が宅配の荷物を小売店舗や宅配ボックスを介して好きなタイミングで受け取ることが可能になり、物流事業者やEC事業者に静脈物流効率化も提案できると見込む。システムをソフトウェアと連携させ、ソリューションの多様化につなげていきたい考えだ。

買収の手続きは2023年第4四半期(10~12月)に完了する見込み。具体的な買収額は開示していない。

ドドルのシステムは返品の開始から返品ルールの考慮、店頭や倉庫での返品処理、在庫への取り戻しなど一連の過程を一元的に管理できるのが強み。日本ではヤマト運輸と連携して、宅配荷物をスーパーやドラッグストアなどで受け取ることが可能なサービスを展開している。

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事