経済成長踏まえ、流通機能向上や物流効率化を支援
三井物産は10月16日、インドネシアで食品輸入・販売や冷蔵・冷凍物流事業を展開するPangan Lestari(パンガン・レスタリ)へ出資すると発表した。具体的な出資額は開示していない。
パンガンは基礎調味料や現地国民食など、消費者の日々の生活に欠かせない食品ブランドを中心に幅広く取り扱い、10カ所の常温・冷蔵・冷凍物流拠点を通じてインドネシア全土の大手小売・外食・ホテルなどに供給している。併せて、独自の研究開発拠点を持ち、スイーツやベーカリー関連商品のレシピ提案機能を備えている。
インドネシアは経済成長が続き、生鮮食品や冷凍食品、チルド食品など加工食品の需要が急増しているが、流通網の整備がまだ進んでいないことから、三井物産はバンガンへの出資を通じて流通機能向上や物流効率化に貢献、需要の掘り起こしを図る。フードロス削減や交通渋滞緩和などの社会課題解決にも取り組む。
パンガン・レスタリの物流拠点と輸送車の様子
国民的ブランドを含む取り扱い商品(いずれもプレスリリースより引用)
会社概要
会社名 | PT. Pangan Lestari |
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所在地 | スラバヤ市、ジャワ島(インドネシア第2の都市/東ジャワ州州都) |
設立年 | 1983年 |
代表者 | Tjahjono Haryono |
従業員数 | 約800名 |
事業概要 | 温度帯食品卸事業 |
ウェブサイトURL |
(藤原秀行)