国交省、エアロセンスのドローンで「レベル3」飛行に必要な第二種型式認証の申請受理

国交省、エアロセンスのドローンで「レベル3」飛行に必要な第二種型式認証の申請受理

国内4件目、VTOL型は初

国土交通省は11月7日、エアロセンスから改正航空法に基づき、ドローンの第二種型式認証の申請を同日付で受理したと発表した。

対象は同社製の垂直離着陸型固定翼(VTOL)「エアロボウイング」(エアロセンス式AS-VT01K型)。国交省が第二種型式認証の申請を受け付けたのはイームズロボティクス、ソニーグループ、Drone Work Systemに続いて4件目で、VTOL型としては初めてという。

第二種型式認証は、無人地帯で目視外飛行を実施する「レベル3」に不可欠。国交省が今後、条件に適合しているかどうか審査する。

エアロボウイングは国産機として初となるVTOLドローンとして2020年発売。最長50km、最高速度100km/hの高速飛行が可能で、山間部の点検や海域の巡視、河川沿いの調査飛行など、長距離・広範囲の飛行が必要な場所で活用されている。今年7月には国交省が運営している新技術情報提供システム「NETIS」に登録された。


エアロボウイング(エアロセンス提供)

(藤原秀行)

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