シマントとトランコム開発の配車計画自動作成システム、1年で作業6000時間削減

シマントとトランコム開発の配車計画自動作成システム、1年で作業6000時間削減

担当者も半減、「2024年問題」に有効と自己評価

データベース構築などを手掛けるシマントは12月7日、トランコムと配車計画自動作成システム「Bridge(ブリッジ)」に関し、昨年夏から1年間、トランコムで運用した結果を取りまとめた。

同社のトラック配車係を40人から20人へ半減、配車計画の作成時間も年間約6000時間削減することができたという。

トラックドライバーの長時間労働規制が強化される「2024年問題」を受け、シマントは24年4月1日以降、1台のトラックを複数のドライバーが交代して運転するなど、従来以上にドライバーの数を必要とする運用手段を取る必要が生じ、配車係が決めるべき配車計画の複雑さが増すと予想。そうした事態に対し、Bridgeを活用することで有効に対応できると自己評価している。


Bridgeのイメージ(シマント提供)

Bridgeは配車係の「熟練の技」を組み込んだエンジンが配車計画を策定。配車係は当日の現場の変化に合わせた配車計画の確認と細かな修正に集中できるのが特徴。今後も両社でBridgeを運用し、継続して機能改善を図る。

(藤原秀行)

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