キャセイが次世代大型貨物機A350Fを6機発注、2027年に受領開始予定

キャセイが次世代大型貨物機A350Fを6機発注、2027年に受領開始予定

事業拡充目指す、20機の追加取得権利も確保

香港のキャセイは12月20日、欧州のエアバス製次世代大型貨物機A350Fを6機、確定発注したと発表した。併せて、20機を取得する権利も確保した。


(キャセイ提供)

2027年に受領を開始するA350F型機は、香港と北南米および欧州を結ぶ長距離路線に就航。香港、中国本土とその他の地域の結び付きを強化し、世界一の航空貨物ハブとしての香港の地位向上に貢献したい考え。

キャセイグループのキャセイカーゴは現在、B747-8F14機、B747-400ERF6機を含む計20機のB747貨物機を保有している。キャセイグループの幅広い旅客ネットワークも活用し、世界約80都市に貨物サービスを提供している。

キャセイグループの新機材導入は25年以降にB777-9型ワイドボディ旅客機21機、29年までにエアバスA320neoおよびA321neoの合計49機が納入予定で、今回のA350Fの発注により、追加の新機材納入数は合計77機に達する。

(藤原秀行)

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