医薬など多様な保管ニーズへ対応図る
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)グループのNXワンビシアーカイブズは12月22日、関西エリアで提供している細胞・検体保管サービスの対応温度帯に-150℃以下(液体窒素環境)を新たに追加したと発表した。
(NXワンビシアーカイブズ提供)
同サービスはGxP(医療製品を製造するライフサイエンス組織に適用される規制やガイドライン)関連資料保管サービスを得意とするNXワンビシアーカイブズが、細胞その他生体の一部組織などの生体試料を、液体窒素タンクや超低温フリーザーなどで保管・管理している。
製薬・バイオ・再生医療業界で求められる水準を満たした環境で、冷凍・冷蔵での定温保管が必要な細胞・検体・試料・医薬品原薬などを、安全・確実・長期に保管できるのが特徴。
関西地区保管センターの取り扱い温度帯はこれまで-80℃帯、-30℃帯、5℃帯の3区分だったが、液体窒素タンク保管エリアを増設し、12月から-150℃以下でのサービス提供も可能にした。滋賀、京都、大阪、兵庫をはじめとする西日本地区のユーザーの幅広い保管管理需要に対応する構えだ。
関西地区保管センターの細胞・検体保管サービス
◇ 関西地区保管センター:滋賀県 東近江市
◇ 本サービス仕様 対応温度帯: [-150℃以下]、[-80℃帯]、[-30℃帯]、[5℃帯]
◇ 省令対応:GMP 省令準拠
医薬品製造業(包装・表示・保管)取得
◇ 保管対象例:細胞、血液、血清、遺伝子組換え等生物、原薬、治験薬、医薬品、
化合物、微生物 等
(藤原秀行)