ワンダートランスポートテクノロジーズの貸切バス運用システム、川崎・東扇島エリアでESR開発の大規模物流施設が採用

ワンダートランスポートテクノロジーズの貸切バス運用システム、川崎・東扇島エリアでESR開発の大規模物流施設が採用

乗車管理機能で利用実態に応じた管理体制可能に

ワンダートランスポートテクノロジーズ(WTT)は12月22日、ESRが川崎市で開発した大規模物流施設「ESR東扇島ディストリビューションセンター(DC)」が、物流施設として初めてWTTの貸切バス運用システム「busket(バスケット)」を採用したと発表した。


「ESR東扇島DC」外観

busketは「すぐに」「適正価格」の貸切バスをマッチングするオンラインサービスを提供。物流施設などの従業員送迎、大型イベントの輸送手段提供、スポーツ施設の送迎マッチングなどを通じ、ユーザーの利便性向上や新たな移動体験の事業創造を図っている。

新たに乗車管理機能を追加し、運行に要する様々な手間を一気通貫にDXした総合的な貸切バス運用システムとしてサービス提供を開始した。

乗車管理機能は定員の設定ができるため感染症対策にも対応することが可能で、e-チケット発行機能により事前に乗車人数をつかめるため、スムーズな乗車オペレーションを実現できると見込む。

情報通知機能によって乗車予定の人に遅延や時間変更の通知ができる上、忘れ物連絡などを電話やメールなどで時間や手間を掛けて対応していた運行にかかる様々な業務をシステム上で簡単に行えるようにし、利用企業の負担軽減と省力化を後押ししている。


乗車管理機能のイメージ図(いずれもWTT提供)

ESR東扇島DC向けの「busket」は、入居企業ごとに乗車する従業員へのeチケット発行機能と情報通知などを備え、通勤時の混雑緩和と業務効率化を促進している。

(藤原秀行)

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