三井不動産、フィンランドのMaaS企業と提携

三井不動産、フィンランドのMaaS企業と提携

街づくりのノウハウ活用、容易な移動後押しへ

三井不動産は4月24日、必要に応じてバスやタクシーなど複数の移動手段を組み合わせる次世代サービス「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス=移動手段のサービス化)」を手掛けるフィンランドのマースグローバルと街づくりにMaaSを生かすための協業で契約を結んだと発表した。

併せて、マース社に出資した。具体的な出資額や出資比率は開示していない。

マース社は多様な移動手段の検索や予約、決済が可能なスマートフォンアプリ「Whim(ウィム)」を提供している。2019年内をめどに両社が連携し、首都圏で同サービスの実証実験を展開、スマホアプリを日本でも広めていくことを目指す。三井不は居住者や働く人が快適に過ごせる街づくりの観点からMaaS普及を後押しし、容易な移動を実現したい考え。


「ウィム」のサービス画面(三井不動産プレスリリースより引用)
(藤原秀行)

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