ロジスティードと宇徳、自走式多軸トレーラーの共同運営で業務提携

ロジスティードと宇徳、自走式多軸トレーラーの共同運営で業務提携

風力発電など大規模インフラ整備ニーズ増に対応

ロジスティードと宇徳は12月25日、自走式多軸トレーラーを利用した輸送事業で業務提携したと発表した。2024年1月以降、事業の共同運営でオペレーション効率の向上を図る。

両社が保有する自走式多軸トレーラー(運転員を含む)の優先的な相互融通による共同運営を展開。具体的には発電所・変電所の据付工事案件、橋梁架替え工事といった大規模建設案件における自走式多軸トレーラーの相互運用を進めるほか、自走式多軸トレーラーのメンテナンス、部品の調達・管理、保管基地の融通、回送、運転員の育成を含むオペレーションの効率化で協力。

さらに、自走式多軸トレーラーを利用する運送の共同営業・受注も進める。

世界的な脱炭素社会の実現に向けた環境変化の中で、次世代エネルギーや脱炭素分野でのインフラ整備などの社会的ニーズが高まり、国内でも風力発電など大型設備輸送のほか、橋梁一括架替え工事に伴う橋梁輸送などの計画が増加、輸送事業者が単独では取り組めない大型プロジェクトの需要が拡大する傾向にあるのに対応する。

宇徳は自走式多軸トレーラー「スーパーキャリア」をはじめとする重量物運搬用特殊機材を組み合わせ、発電所におけるプラント設備輸送、および橋梁の架設・撤去に伴う橋梁輸送など、長年にわたり重量物輸送サービスを提供している。

一方、ロジスティードは自走式多軸トレーラー「マルチキャリア」を利用した重量品輸送事業を全国で展開している。

両社はこれまでも自走式多軸トレーラーを利用した輸送事業で、業務の相互委託を通じた協業を行ってきた。提携により協力関係をさらに強化し、脱炭素・社会インフラ・新エネルギーに関わる課題解決に貢献していくことを目指す。


ロジスティード・髙木宏明社長(左)と宇徳・小野晃彦社長


宇徳の「スーパーキャリア」(左)とロジスティードの「マルチキャリア」(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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