Xの公式アカウントで理解求める
石川県は1月3日、能登半島地震を受け、X(旧ツイッター)の公式アカウントで、個人からの支援物資は現段階で受け入れていないと説明、同県へ発送するのは控えるよう要請した。
県は現在、金沢市内の「産業展示館」に国や企業から届いた緊急物資を集約、発送作業を進めていることに言及。「個人の物資の持ち込みはしないでください」と強調、理解を求めている。
以前より防災の専門家などの間では、個人からの支援物資は量が少ない半面、種類が多く、被災地への仕分けなどの作業に時間と手間を要することから、被災地側の受け入れ態勢が整うまで控えるべきと指摘されている。
国土交通省などによれば、被災自治体からの要請を待たずに、準備が整ったものから被災者の命と生活環境に不可欠な物資を広域物資拠点へ送り込む「プッシュ型支援」を展開。ブルーシートや飲料、パン、簡易トイレなどが既に発送されている。
【お願い】
現在、個人からの義援物資の受入は行っておりません。
産業展示館では国等からの緊急物資の発送作業中ですので、個人の物資の持込はしないでください。
現地の受入れ態勢が準備でき次第、県HPなどでご案内いたします。https://t.co/67J9l7vtHM— 石川県「もっといしかわ」 (@motto_ishikawa) January 3, 2024
(藤原秀行)